循環型農業への取り組み

当社が取り組む循環型農業

和豚もちぶたの生産農場(川作ファーム)で作った良質な「堆肥」、自社精米工場で出る「米ぬか」、生産者の籾摺り時に出る「もみ殻」、発酵を促すための「環境菌」「水」など、これらを用いて良質な有機質肥料を作り、田んぼや畑に施肥してコシヒカリや新鮮な野菜を栽培しています。消費者にとって安心・安全で、地球にも優しい循環型農業に取り組んでいます。


家族で築く循環型農業への想い

【会長】


会長 川上作榮

東京オリンピックの興奮冷めやらぬ昭和30年の終わり。つい先日まで、食べることにも苦労していた日本も豊かになり、今度は米が余る時代がやってきました。ですから地域には農作業の時期が終わると出稼ぎに出て行く人も多くいました。
私は、地元で自分の仕事を持ちたいと養豚業を始めました。昔は各農家に豚が2,3頭いたものです。もちろん育てて売ったり、食べたりすることもありましたが、肥料を得るためでもあったのです。
田んぼに放置すれば産業廃棄物になってしまうもみ殻も豚糞と混ぜれば優れたたい肥に変わり、野菜や果樹を始め、米(水田)を美味しくします。地域では高齢化や設備不足で自分で堆肥をまけない方もいらっしゃいますが、それを私たちがサポートすることで普及を進めたいと思います。土地から採れたものをもう一度返す、というのが基本だと思っています。
ただ、循環型農業と言っても循環させるものが、例えば環境に悪いものだったら、それは土地を壊すことになります。地域や人を想いながら、地域でめぐらせることが大切だと思っています。


よつばフード 川上 仁

【よつばフード】

消費者の方から直接「いろいろなお米を食べたけど、あんたのとこのお米が一番美味しい」というお声をいただいた時はとても嬉しかったです。
私は米の販売の仕事をメインでしているので、堆肥を入れることで美味しく育てたお米を消費者の方にお届けしたいですね。
お米の美味しさや良さを消費者の方々へしっかりと伝えられるような工夫や努力も私たちには必要だと思います。


川作ファーム社長 川上 克

【川作ファーム】

糞尿処理は光熱費等非常にコストがかかります。春や秋は堆肥の利用が多くありますが、それ以外の時期はストックする場所が必要です。その中で、利用が広がってきたことはありがたいことですね。
昔の農家は自分の畑に肥溜めがあって、その肥を畑に撒いて美味しい作物を作っていました。現在、私たちは養豚業からできる堆肥を使ってもらっていますが、昔の農業から見たら有機堆肥を使うことは特別なことではなく、「本来の姿」に戻ったといえる。私たちの堆肥を使った様々な農産物、それが“いままで食べたことがないおいしさ”という評価をいただいているのなら、現行の農業が素材の魅力を生かし切れていないということになるのではないでしょうか。


キッチンガーデンとみおか 川上敏子

【キッチンガーデンとみおか】

「野菜の味が変わった」「色づきが全然違う」たい肥の評判は、私たち自身が驚かされるほど。利用される方も年々増加しています。
米農家の方にとってはもみ殻を処理できる上、肥料になってまた土地に戻ってくる。
たい肥置き場ができるまでは苦労が多かったですね。周囲からは臭いのことで心配されましたが、菌を入れて臭いを軽減させるなど工夫を重ねてきました。


キッチンガーデンとみおか
スタッフ 市川静枝

お客様の声から、循環型農業やたい肥の魅力に気づかされることが多々あります。
「お肉は油に癖がなくて美味しい」「ハーブに虫が付かなくて驚き」「野菜が強くなった」などなど、嬉しい声が集まります。
少しずつ、できるところことからこつこつと丁寧に、良い商品をご提供していきたいと思います。
お問合せ